今回はストレートパーマと縮毛矯正の違いについて書いていきたいと思います。
ストパーと縮毛矯正の違いって?自分に合った縮毛矯正の選び方
皆さん、ストパー(ストレートパーマ)と縮毛矯正の違いってご存知ですか?
最近の”ストパー”と”縮毛矯正”事情について
ここ最近業界全体で言えることですが、店によって〇〇カット、〇〇カラー、〇〇トリートメントといった種類が多すぎて何が何だかわからなくないですか?実際現役美容師の僕ですら他のサロンのメニューを見てこれって何?と思うメニューがあります。
2019年7月現在、「表参道 縮毛矯正」で検索して見ました。その結果
・トリートメントストレートパーマ
・ナチュラル矯正ストレート
・エアストレート
・ストリートメント
・ストカール
・コスメストレート
こういったメニューが多数出てきました。逆に「ストレートパーマ」「縮毛矯正」と打ち出しているサロンの方が少ない状況でした。
上記のメニューはすべてストレートや縮毛強制に関連しているメニューだと言えますが、どうしてどのサロンもこういったややこしい名前を付けているのかというと、ほかのサロンとの差別化を図るためです。
例えばどのお店も「カット+縮毛矯正」で打ち出していると、自分のサロンに目がとまりにくい。
ですが、「カット+縮毛矯正」のなかに1つだけ「カット+ナチュラル矯正ストレート」という文字があれば、”なんだこれ!”っなりますよね?
今では後者のメニューが多く記載されるようになり、そのせいで色々な名前のメニューが増えてきているのだと思います。
今やコンビニよりも多いと言われている美容室が、この時代を生き残るために工夫をしていることが逆にお客様を悩ませている事に繋がっています。
ストパー(ストレートパーマ)とは
まず大前提としてストレートパーマとはくクセをまっすぐにする技術ではありません。
ストレートパーマ=パーマをストレートに戻す=パーマ落としになります。
イメージとしては人工的に作られたカールを元のパーマをかけるまえの髪に戻す感じです。
このようなイメージです。
手順
・一剤の薬を塗布
↓
・シャンプー(&ブロー)
↓
・二剤の薬を塗布
↓
・シャンプー&ブロー
ストレートパーマのメリット
・縮毛矯正との大きな違いである”アイロン操作”が無いためダメージが抑えることができます。
・時間が早く終わる(縮毛矯正が約3時間に対しストレートパーマは1時間から1時間半)
ストレートパーマのデメリット
・強い癖にはやっても全然伸びない
・縮毛矯正は一度かけたところは落ちることがないけど、ストレートパーマは落ちる(時間が経てば癖が出てくる)
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは生まれつきある髪の毛の癖を根元からしっかりとまっすぐに伸ばす技術です。
このようなイメージです。
以下が手順になります。
手順
・一剤の薬を塗布
↓
・シャンプー&ブロー
↓
・アイロン操作
↓
・二剤の薬を塗布
↓
・シャンプー&ブロー
ストレートパーマと違うのが1剤塗布しシャンプーした後に「アイロン操作」があることです。
縮毛矯正ののメリット
・アイロンをすることで薬剤では伸びきらなかった癖を180℃〜200℃のアイロンでしっかりと伸ばす事ができます。
・一度縮毛矯正をかけたところは、理論上癖が戻ったり落ちることはありません。(根元のけが生えてくるとそこからまた癖は出ます)
縮毛矯正ののデメリット
・美容室の施術の中でブリーチと並ぶ程強い施術なので髪への負担が大きい
・値段が高く一回の施術時間が長い
縮毛矯正は美容師によって「上手い」「下手」が分かれます
縮毛矯正はカットやカラーの様に多く予約の入るメニューではありません。
梅雨の時期は特に縮毛矯正の予約が多く入りますが、それ以外の月は15人に1人くらいの割合です。普通の美容師は月に数名しか縮毛矯正をしないと思います。
宿毛矯正の上手い美容室を探すコツは、予約サイトのブログを見て縮毛矯正の記事をたくさん書いている人を予約する、もしくはインスタで「縮毛矯正」と調べ縮毛矯正のBeforeとafterの写真をたくさん載せている美容師を見つけ、予約する。
カットやカラーは比較的やすいお店でもいいと思いますが、縮毛矯正は安いお店ですると失敗され取り返しのつかない事になる可能性があるので、縮毛矯正だけはしっかりとした美容室へ行くことをお勧めします。
最後に
・ストレートパーマでクセはあまり伸びません。
・クセが強い人は縮毛矯正をお勧めします。
・縮毛矯正は美容師によって「上手い」「下手」が分かれるのでしっかりと美容師を選びましょう。
・縮毛矯正とカラーは同じ日にできますが髪に負担がかかるので1週間以上あけることをお勧めします
・縮毛矯正の後、数日間は髪を縛ったり髪を耳にかけたりすると跡がつきやすくなっているのでできるだけそういったことはしない様にしましょう。