こんにちは。
今回は僕自身がこれまでの美容師人生で、起こしてしまった失敗談について執筆していこうと思います。
おそらく美容師の皆さんは共感できる記事になると思います。また、お客様の立場からしても、もしかしたら美容室でこういったミスをされたなど一部共感できる方もいらっしゃるかもしれません。
本記事の内容
・失敗談を5段階で紹介【全て実体験】
・その他業界全体での”ヤバイ”失敗談
上記の通りです。
今回はこの2つを深掘りしていきます。
失敗度★☆☆☆☆
・年代や、性別の違う雑誌を出す
→なかなか見た目で年齢を判断するのは難しいです。雑誌によっては表紙に何十代とか書いてある雑誌もあり、お客様の年齢と違った時は少し気まずいです。
また、かなりボーイッシュな女性にメンズ雑誌を出してしまった事もあります。
そのあと別のスタッフが何事もなかったかのように雑誌を取り替えてくれましたが、気をつけないとお客様に不快な思いをさせてしまいます。
・ドリンクの種類を忘れたり間違える
→ドリンクを聞くのは作業の一環になり、聞いて満足し肝心な種類等を忘れ、思い込みで間違ったり聞き直したりする事があります。
★☆☆☆☆は比較的やってしまいがちなミスです。 特にアシスタントの何もできなかった頃はドリンクを出したり雑誌を出したりすることしか出来なかったので、比較的アシスタントに多いミスと言えますね。
失敗度★★☆☆☆
・新規でご来店頂いた年上のお客様に、話が盛り上がりすぎて、ついタメ語がでてしまった
→ついつい話が盛り上がってしまい、一瞬タメ語が出てしまった事があります。お客様は全く気にはしていなかったが人によっては不快な思いをさせてしまうのでその辺は気をつけなければいけませんね。
・襟元を濡らしてしまった
→もちろんアシスタントの頃に襟元が濡れないように練習します。しかし、フード付きの服やシャンプー中に首元を洗う時急に力を入れられたりすると水が入ってしまいます。
もし襟元が濡れてしまうと、頭を乾かしている途中にこっそり襟元も乾かす手間ができてしまいます。
これに関しては、”ありがた迷惑”に関しての記事にも書きましたが、シャンプー中はリラックスをし、全てを美容師に委ねましょう。
★★☆☆☆ここまではまだ比較的クレームになりずらいと言えますね。
失敗度★★★☆☆
・お客様の顔にカラー剤をつけてしまった
→特に白髪染めの場合などは生え際ギリギリまで塗っていきます。 すぐに気がつけば問題なく落ちるのですが気がつかなく時間が経ってしまった場合はリムーバー等を使用してなるべく落としますがその日に完全に消えない場合もあり、軽く日汗がでますが数日経てば消える事をしっかり説明します。
・長さが左右対象ではなかった
→これはカット中に気がつかなければいけない事ですが、たまに口コミやアフターのお電話で帰ってからみると長さが違ったという指摘をうけます。
★★★☆☆失敗度星3つまできますとクレームに繋がってくる可能性が出てきます。 実際に僕も長さが違ったというクレームを出してしまったことがあります。プロでお金をもらっている以上こう言ったミスはしないようにしていきたいです。
失敗度★★★★☆
・担当とは別のお客様に入ってしまった
→同時刻に同じ苗字のお客様がいたり、伝達ミス、受付時に名前の聞き間違えなど理由は様々ですがごく稀にそういったミスをしてしまいます。僕はカウンセリングの時に気がつけたので、まだよかったのですが、他のスタッフはカットまでしてしまった人もいました(^_^;)
★★★★☆このミスに関してはしっかりと受付、伝達等をしていれば起こらないミスではありますが、もしこのミスをしてしまった時はお客様にも迷惑がかかります。そしておそらく「担当違います」とはお客様も言いにくいと思います。
失敗度★★★★★
・お客様の前髪をすきバサミと間違えて普通のハサミで中間くらいからバッサリ切ってしまった
→これは僕がスタイリストになりたての頃、誤ってハサミを取り間違えそのままバツッと切ってしまった。
幸いにもお客様は下を向いていたためその瞬間を見られる事はなく、なんとか誤魔化す事が出来たが
・お客様の耳をハサミやバリカンで傷をつけてしまった
→こういった話は先輩から注意しろよと話は聞いていたが、まさか自分がするとは思っていませんでした。
いずれも何回も来て頂いているお客様で大事にはならなかったけれど、耳周りは常に細心の注意をはらって切るようにしています。
こちらに関しても、ありがた迷惑での記事にも書きましたが、カット中に頭を動かされると、こういった事故に繋がりやすいのでなるべくお客様はカット中頭を動かさないようにしていただきたいです。
★★★★★ここまでの失敗になってくると、クレームだけでは済まず、賠償問題に発展してしまう事があります。 いずれのミスも日頃気をつけてはいますが、気を抜いた瞬間こう言ったミスをしてしまうので、今後は気をつけて行きたいですね。
実は技術での失敗によるクレームより接客でのクレームの方が約3倍多い
意外なことに技術での失敗によるクレームよりも接客でのクレームの方が多い事が分かっています。
具体的にどのような接客をしてクレームが出ているのかまではわかりませんが、でもよく考えてみると技術を提供している美容師がそんなに頻繁に技術ミスを行っているとするならそれはまずいですよね。
学生の頃ビジネスマナーは勉強しましたが、接客の方法までは勉強しませんでした。
その他業界全体での”ヤバイ”失敗談
業界全体で話をするともっと恐ろしい失敗談があります。(僕がやってしまったわけではありません)
・火傷を負わせてしまった
・服にカラー剤をつけてしまった
・薬剤の強さを間違えお客様の髪の毛を20cm以上ダメにしてしまった
上記の通りです。
火傷を負わせてしまった
美容室では縮毛矯正の際や仕上げの際にアイロンやコテを使います。また、デジタルパーマも際にも熱を使って施術をします。
特に多い火傷事故が、アイロン操作中による事故です。
前髪をコテで巻く時におでこに接触し、火傷をさせてしまったというケースをよく聞きます。
髪の毛は切り過ぎても伸びてきますが、火傷に関しては取り返しのつかない事故になってしまいます。
美容師の皆様はお互いに気をつけましょう!
・服にカラー剤をつけてしまった
これに関してはお店全体の意識の問題になってきます。
通常カラーの際はクロスをつけて服にカラーが付かないようにはしますが、お店全体が汚かったり、使ったカラーのカップがそこら中にあったり、カラーをした手で色んな所に触ったりしていると、そう言った事故につながりやすいです。
そもそも美容室に入った瞬間ごちゃごちゃしていると言った印象や、汚いと言った印象がありましたら、その美容室は今後変えたほうがいいと思います。
・薬剤の強さを間違えお客様の髪の毛を20cm以上ダメにしてしまった
ベテランの美容師になればなるほどこのミスは少ないですが、スタイリストなりたての美容師や、歴の浅い美容師にやりがちのミスと言えます。
特に多いのが縮毛矯正の時に、お客様の髪の状況にあった薬剤を選択できず取り返しのつかない程の髪のダメージを負わせてしまったといったケースがあります。
そう言った失敗を避けるためには、なるべくお値段の高い美容室へ行くことをお勧めします!
特に
・縮毛矯正
・デジタルパーマ
・ブリーチ
この3つの施術は知識と経験が豊富ではないと失敗されたり、うまく仕上がらない場合があります。
繰り返しになりますが、この3つの施術に関してはお金をかけても少し高い美容室でする事をお勧めします。
というわけで今回は美容室での失敗談、クレームについて書いていきました。
なるべくこう言ったことは起こらないように気をつけていますが、僕たち美容師も人間です。間違えることだってあります。もし美容室で取り返しのつくくらいの失敗でしてら、広い心で許してください。どうかよろしくお願いします。