いきなりですが皆さん、
CHTr
これ何の略語かわかりますか?実はこれカットカラートリートメントの略なんです!
美容室に行くとメンバーズカードを貰う事があると思うのですが、そこに暗号の如く英語や数字が沢山書いてある事が多く『これはなんだろう』と思った事がある方も多いのではないでしょうか?
実はその英語や数字はカラー剤の名前を記載したりしてその日使った薬剤を記録していたりします。
美容室によって違いはありますが、ネット内でカルテを管理したり、メンバーズカードに記載して記録に残しています。
この記事を読む事で今あなたがお持ちのメンバーズカードに記載されている暗号のような文字が解明できるかもしれません…(笑)
是非最後までご覧下さい!
施術編
カット C
カラー H、CR、 Wが付くとダブルカラー
パーマ P
デジタルパーマ DP
縮毛矯正 S
ストレート STP
トリートメント T、TR
シャンプー Sh
ブラーBr
カットについてですが、メンズの場合は特にツーブロックを入れている方はmm数を記載している場合が多く、
C 6mmや6/9
などと記載されている事が多く6/9の場合は9mm〜6mmでグラデーションに繋げているといように意味しています。
他の施術については美容室により表現が少し変わったりもします。例えばパーマでも上記の2種類だけでなくトリートメントパーマ、ウォーターパーマ、水パーマ、エアウェーブ、デジキュアなど様々な種類や表現の仕方があるので細かくはそのサロンによって異なってきます。
カラー編
カラーに関しては数え切れないほどの表現の仕方がありますが、以外と簡単でわかりやすいと思います。
いきなりですが下記の英数字は何を意味するのか読み取ることはできるでしょうか?
8A8V=1:10% 3%
美容師が見るとカラーをしたことのある方はほとんどの方が何を意味しているのかわかると思いますが一般の方は暗号にしか見えないでしょう(笑)
暗号に見えて意外とシンプルなのですぐに理解できると思います。
まず左側の英語の部分ですがこちらはカラー剤の色を表しています。
アッシュ A As
マット M
モノトーン MT
ブルー B
ベージュ BG
レッド R
ピンク P Pi
バイオレット V
オレンジ O
グレー G
グリーン G
ナチュラル N NN
カラー剤の色は主に頭文字を取ったローマ字で略されます。上記は一部にしかすぎませんがこれを組み合わせる事で例えば、
BA=ブルーアッシュ
BV=ブルーバイオレット
KA=カーキアッシュ
GA=グレーアッシュ
GB=グレーベージュ
RV=レッドバイオレット
NB=ナチュラルブラウン
MB=マットブルー
VA=バイオレットアッシュ
PB=ピンクベージュ
MTB=モノトーンブルー
etc…
このように頭文字を組み合わせる事で色味を表します。
また多くのカラー剤の種類の中にライトナーやクリアといったカラー剤があり、
ライトナー=色味は無く明るくするだけのカラー剤(ブリーチではありません)
クリア=色味を薄くしたい時に混ぜたりします。主にブリーチを使って白くしたりする時にバイオレット系のカラーとクリアを混ぜて使ったりします。
例外として最近では一般の方でもよく耳にするイルミナカラーやアディクシーカラーなど比較的新しいカラー剤は色味の名前を上記のようには表さず、
オーシャン=ブルー系
オーキッド=バイオレット系
フォレスト=グリーン系
コーラル=ピンク系
サファリ=ベージュ系
サファイア=ブルー系
アメジスト=バイオレット系
エメラルド=グリーン系
このように表されます。最近のカラー剤はこのようにその色を連想させるような名前のカラー剤にしている事が多い傾向にあります。
あと僕が知っている限りではWELLAのコレストンというカラー剤は6/88や8/6という風にで完全に数字で表すようなカラー剤もあります。
カラー剤は沢山のメーカーが出しており、かなりの種類があります。また、美容室によっても取り扱ってるカラー剤の種類が全く違ってくるので今回ご紹介したのが全てではありませんが多くの美容室はこれらの表記で表している事が多いと思います。
では次にカラーの横に書いてある数字ですが、その数字はトーン数(明るさ)で、だいたい2〜14くらいまでの数字が記載されている事が多く、数字が低ければ暗く高くなるにつれて明るくなります。
ちなみに日本人の地毛の明るさは4〜5トーンあたりになり、2トーンとかになると黒染めを表します。
14トーンはブリーチを使わずカラー剤で出来る最大限の明るさになります。こういったときにライトナーを使ったりします。
イコールを挟んだ右側はカラー剤の比率を表しています。上の場合だと
8A=1
8V=10%
ということでしたが仮に8Aを80g入れたとしたなら8Vはその10%ということで8gになり合計88gという計算になります。
そして一番右の3%は何を表しているのかというと、オキシという二剤になります。(カラー剤は一剤とこの二剤を混ぜることで作れます)
こちらは一剤と等倍〜2倍で混ぜていきます。
ちなみにオキシは6%4.5%3%1.5%と分かれていて、たまに
『美容室のカラーはダメージ具合によって薬剤を調節できます』
みたいなことを聞いたことはないですか?
ダメージ具合によって調節しているのはこのオキシと言われる二剤になります。
ここまでくると上記のような少し複雑なものでも何を表しているのか一般の方でも理解ができますね!
6MT6B6V6G=2:1:1:10% 3%
6モノトーン6ブルー6バイオレット6グリーンを2対1対1対10%の割合で作り二剤のオキシ3%で割るといった意味になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したのが全てというわけではなく何度もいうように美容室によって多少違いは出てきたりします。またメンバーズカードにそもそも書いたりしないというサロンもあると思いますがこういったことを知っているとまた美容室に行くのが楽しくなったり新たな発見が生まれるかもしれませんね^^