今回は、ほとんどの方が毎日使用している『ドライヤー』について現役の美容師が7選を厳選してご紹介をしていきたいと思います。
また、実際にサロンワークの中でお客様によく聞かれるドライヤーに関する質問で
・髪はしっかりと乾かしたほうがいいですか?
・髪を乾かす前に何かつけた方がいいですか?また、何がおすすめですか?
・冷風ってなんのためにあるの?
こういった質問が多いので簡単に解説していきたいと思います。
では、早速上記の3点について解説していきます。
髪はしっかりと乾かしたほうがいいですか?
結論から言いますと、乾かした方がいいです!
それも80%90%乾かすだけでなくしっかりと100%乾かすようにしましょう!
髪が濡れているとキューティクルが開いた状態になります。
どういったことかと言いますと髪はよく、のり巻きに例えられることがあります。のり巻きは具がぎっしりとつまり、それを覆うようにお米、のりで巻かれます。
いわゆるのりの部分がキューティクルと呼ばれる部分で、
キューティクルが傷つく=のりが剥がれる
↓
髪に詰まっている栄養、カラー、トリートメントが抜ける=お米がボロボロと落ちる
このように髪が濡れた状態=キューティクルが開いた状態で寝てしまいますと、寝ている間に枕の摩擦などでキューティクルに傷がつき、
・髪の中間くらいから切れ毛やパヤパヤしたけが出てくる、ダメージが出る←髪が広がりやすい方やクセのある方は要注意
・髪が絡まりやすくなる←髪が細い方は要注意
・カラーやパーマ、トリートメントといった施術をしても持続性が弱くなる
髪にはこのようにデメリットでしかありません!
髪を乾かす前に何かつけた方がいいですか?また、何がおすすめですか?
もちろん髪を必要以上に乾かすと”オーバードライ”といった状態になり乾かしすぎるのも良くありません。
なのでドライヤーによる熱ダメージを軽減するために”アウトバストリートメント”の使用をオススメします!
アウトバスとは、お風呂に出た後に使用する洗い流さないトリートメントになります。主にヘアオイル、クリームタイプとありますが、僕はヘアオイルをオススメしています。
これを使用することで髪を熱から保護してくれる役割があります。
冷風ってなんのためにあるの?
皆様は髪を乾かした後に冷風を活用していますか?
ドライヤーの冷風機能は髪をドライした後に使用することで、
・キューティクルが閉まりツヤっぽく見える
・髪の広がりが多少おさまりやすくなる
冷風を当てる時間ですが、全体的に約15秒〜20秒程して頂ければいいかと思います。
今回ご紹介するドライヤーのラインナップ
それでは、紹介していきます。
1: Dyson Supersonic ダイソン スーパーソニック
ダイソンドライヤー僕も実際にサロンワースのなかで使用させて頂いているドライヤーになります。豊富なアタッチメントと2年間のメーカー保証がついていますので万が一動かなくなってしまったりしたときにも安心ですね。対応もとても迅速です!
髪を乾かすスピードですが、実際にロングの女性の髪を乾かした時、半分をダイソンのドライヤー1台もう半分をサロンドライヤー2台で乾かしたときに乾くスピードが同じくらいでした。
つまり、乾かすスピードが約2倍くらい早くなるということです!
- 大風量で乾かすのが早い
- 熱くない
- フィルター掃除が簡単
- 価格が高い
- 温度が低いためブローで形づけたり癖を伸ばすのが難しい
- 最初は使いづらく感じる
2:【バイオプログラミング】 レプロナイザー 4D Plus
「ヘアビューザー」この名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?ヘアビューザーの2020年3月現在の最新版であるレプロナイザー4D Plus。通常ドライヤーの熱を与え続けるとオーバードライという状態になり髪がパサパサになってしまいます。
ですが、このレプロナイザーは髪に風を当て続けてもパサパサになることはなく、髪の状態が逆に良くなります。
実際にメーカーさんが実験をして、光沢係数(ツヤ)、摩擦係数(引っかかり)、水分量の3点を実験前と後で検証した結果3つ全てにおいて実験前よりもいい結果が出ました。
実験前 | 実験後 | |
---|---|---|
光沢係数(ツヤ) | 1.38 | 2.34 |
摩擦係数(引っかかり) | 17.05N(ニュートン) | 9.43N(ニュートン) |
水分量 | 11.5% | 13.7% |
まさに、”ドライヤー=髪を乾かすだけのもの”こういった概念を覆す革命的なドライヤーと言えるでしょう。
動画はこちら↓
- 髪に良い
- 風もそれなりに強い
- 広がりやすい方もおさまりやすくなる
- 価格が高い
- 家電量販店などではあまり販売されていない
3:MTG ReFa BEAUTECH リファ ビューティックドライヤー
ReFa(リファ)と聞くと女性の皆様はピンとくるメーカーではないでしょうか?そう、顔にコロコロをするあの美容機器のメーカーです。こちらのドライヤーがとてもいいと業界でも良く耳にします。
このドライヤーの凄いところは、風邪の出る部分にセンサーが搭載されており髪の温度が60℃以上になると勝手に冷風に切り替わってくっれるところです。
そにより過度な熱のダメージ防止になり、それと同時にハイドロイオンという効果でイオンも同時に放出し、しっとりとした仕上がりになってくれます。
- 60℃以上になると勝手に冷風が出てオーバードライを防ぐ
- 同時にイオンを放出してしっとりとした仕上がりに
- 温まるのが早い
- 価格が高い
4:LOUVREDO 復元ドライヤー
@コスメベストコスメアワード2018ベスト美容家電第1位を受賞したり、楽天デイリーランキング ドライヤー部門で上位を獲得したりなどかなり評価の高いこちらのドライヤーは、髪を乾かすだけでなくボディケアとして肌にも使用することの出来る珍しいドライヤーです。
- 髪だけでなくボディケアとして肌にも使用できる
- 熱くないので髪に優しい
- 重たいくて髪の長い人は少し疲れるかも
5:クレイツイオン エレメアドライヤー
こちらのドライヤーの最大のポイントはドライヤーの温度が側面に表示されるというところです。ドライヤーの温度が表示されることで髪質や髪のダメージに合わせた温度設定にできます。また、特許技術のプレミアムクレイツイオンがドライヤーの内部に含まれており、毛髪内部の水分バランスを整えてくれます。
こちらも1万円台で購入できるため比較的購入がしやすいかと思います。
- ドライヤーの温度が目に見えて40℃〜120℃の5段階で変更ができる
- 毛髪内部の水分バランスを整えてくれる
- 60℃〜210℃までの5℃ずつ温度調節が可能
- 髪を挟んだ時にしっかりと挟みきれていない感がある
- 温まるのが比較的遅い
6:Nobby ノビー マイナスイオンヘアドライヤー NB2503
こちらのドライヤーは多くの美容室で実際に使用されているドライヤーで、美容師でない方もnobbyというブランド名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?正直な感想で言うと、どこか特別いい所があるわけではないですが使いづらいと感じることもなく、価格も比較的お手頃で耐久性もよく一般の方でもご家庭用でも長くお使いいただけるドライヤーだと思います。
- 耐久性がいい
- 欠点がない
- 価格も比較的購入しやすい
- 特になし
7:ホリスティックキュア ドライヤー CCID-P01B
こちらのドライヤーは内部にキュアクリスタル加工がされておりドライヤー内部から放出される育成光線により毛髪内に水分が溜まった状態で潤いをキープしてくれます。また、毛髪内部からも乾かすことができるため、通常の約60%の時間でドライが可能です。髪を乾かす時間を早くしたい方にはいいですね。
- 髪を痛めずに潤いを保ったまま乾かせる
- 髪を乾かす時間を短縮できる
- 軽量設計で疲れにくい
- 価格がやや高い
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したドライヤーは実際に美容室で使われている物になりますので、お値段はかなり高くなってはいますが、
髪を乾かすのがストレス なるべく早く髪を乾かしたい まとまりがほしい ツヤがのある髪になりたい
こういった悩みが一つでもあるのであれば今回ご紹介したドライヤーの使用をオススメします。
月に一度美容室で良いトリートメントをするよりも、必ず毎日使用するドライヤーやシャンプーを良い物に変えた方が確実に髪は良くなります。
この機会に是非いいものに買い替えてみてはいかがでしょうか?